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選択肢を検討する
AIDSはHIV(ヒト免疫不全ウイルス)感染症の内、免疫不全に起因して通常ではあまりないような日和見感染症や癌(=指標疾患)に陥っている状態を指します。
AIDS指標疾患を覚えていれば、逆に未診断のHIV感染症を発見することにもつながります。(いわゆるいきなりエイズ)
指標疾患に含まれる悪性腫瘍は、すべてウイルスに起因。
✖a 胃がん ただし、胃を含む非ホジキンリンパ腫は指標疾患です。またピロリ菌感染と免疫不全は関連がありません(逆に免疫不全の方がピロリによる病変が軽減されるという報告も)。
✖b 乳がん
✖c 卵巣がん
✖d 大腸がん
〇e 子宮頸がん :ほとんどがHPV(ヒトパピローマウイルス)に起因します。ワクチン打ちましたか?
解答
e 子宮頸がん
現場で役立つ知識
AIDS指標疾患に含まれる腫瘍は
- カポジ肉腫
- 原発性脳リンパ腫:結核、トキソプラズマ症との鑑別が難しい
- 非ホジキンリンパ腫
- 浸潤性子宮頸がん
HIV感染症は5類感染症で7日以内に届け出。AIDS状態かどうかを記載する必要があるため、指標疾患を知っておく必要がある
他の指標疾患はこちら↓
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou11/01-05-07.html